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尋常性乾癬専門相談室

50年以上も変わらない尋常性乾癬の病院での治療法

なぜ秋冬は尋常性乾癬が悪化しやすいのか

秋・冬、尋常性乾癬の症状がなぜ悪化しやすいのか?

その可能性があるパターンを、ご相談者様のお声や私たち乾癬体内矯正療法が経験してきた知識をもとに、より詳しく可能性を追求していきます。

1 表皮にミクロな隙間ができて皮膚のバリア機能が低下

空気が乾燥し皮膚も乾燥することで、表皮にミクロな隙間ができて皮膚のバリア機能が低下します。日常の運動などで乾燥した皮膚がより引っ張られることで、より表皮のミクロな隙間が広がり皮膚のバリア機能がさらに低下していきます。そうなれば外からの刺激(冷たい空気や衣服による摩擦など)がより強くなり免疫反応が活性し、尋常性乾癬の炎症を促してしまう。

2 皮脂膜がバリア機能を高める

皮膚が乾燥することで、皮脂が十分作れず表皮ブドウ球菌やアクネ菌などへの栄養が少なくなり、これらから出る分泌成分の脂肪酸が低下。表皮を弱酸性に保てません。(注1)その結果表皮が弱アルカリに傾き、黄色ブドウ球菌などの皮膚常在菌が増殖します。乾癬症状の中でも適状乾癬の場合、黄色ブドウ球菌は、スーパー抗原を出して免疫反応を活性させて、患部の炎症を強くしてしまいます。

■最適な皮膚環境とは
・表皮がアルカリ性に傾いている=黄色ブドウ球菌(悪玉菌)が増える環境×
・表皮が酸性に傾いている=マラセチア菌(悪玉菌)が増える環境×
・弱酸性(アシッドマントル)=表皮ブドウ球菌(善玉菌)やアクネ菌(日和見菌)が活動しやすい環境

この絶妙な皮膚環境を保つことが改善にはとても重要である。

注1:皮膚のターンオーバー過程で分泌されるウロカニン酸(有棘細胞からできる)・遊離脂肪酸(細胞膜の材料リン脂質からできる)・NHE1(細胞の核酸からできる)も関与する。

3 体内温度が上昇

厚着や暖房などにより体内温度が上昇すれば、免疫系が活性して尋常性乾癬の反応が敏感になるため。

4 免疫系・ホルモン系・神経系のバランスが崩れやすい

一般的に秋冬の方が副交感神経よりも交感神経の方が長く緊張状態になることが多いです。これら2つの神経は、お互いある程度均等なバランスを保つことで自律神経が安定し、免疫系・ホルモン系・神経系(3系)も安定してくるものです。それが秋冬は交感神経優位となる傾向が強いために、当然免疫系・ホルモン系のバランスも崩しやすく、皮膚を回復させる神経の働きも悪くなる。つまり3系のバランスが崩れやすいから。

5 免疫系も活性状態

一般的に新陳代謝も夏よりも冬の方が活発に動いています。つまり体を温めるエネルギーが豊富だと言うことで、免疫系も活性状態にあることが多い。

6 脂質の量が増えれば、尋常性乾癬には良くない傾向が多い

冬は、寒さから体温を維持するために脂肪を溜めやすい。体に蓄積される脂質の量が増えれば、尋常性乾癬には良くない傾向が多い。

7 衣服圧が皮膚を刺激

冬になると厚着になり、衣服圧が増えることで皮膚に対する摩擦が大きくなり皮膚を刺激し、尋常性乾癬を悪貨させてしまう。

8 紫外線による殺菌効果と皮膚の正常なターンオーバー

日照時間が短くなり、皮膚が日光に当たる頻度も少なくなる。尋常性乾癬はある程度日光に当てたほうが良い傾向であることが多い。おそらく、紫外線による殺菌効果と皮膚の正常なターンオーバーを活性させて、皮膚恒常性を高めるからだと考えられます。

9 風邪などで3系バランスを崩す

風邪などをひきやすい。風邪などで熱が出れば神経系・ホルモン系・免疫系の3系がバランスを崩し、その結果乾癬症状が悪化する傾向がある。

10 尋常性乾癬を悪化させてしまう食事内容

秋から冬にかけて一般的には食欲が増します「食欲の秋」。冷たい空気に皮膚の交感神経が刺激を受けて、副交感神経へと伝わり、食欲が増えるからだと言われています。しかしご相談者様からよく聞く実際のお食事の内容は、みかん・サツマイモ・天ぷら・たい焼き・チョコレート・肉まん・ラーメン・おもち・おしるこ・ケーキ・たこ焼き・お好み焼きなどなどです。基本炭水化物が多く脂質も多い傾向のように感じます。これは、尋常性乾癬を悪化させてしまう食事内容だと言い続けています。
(鍋関係は全般的に良いと思われます。脂質も多く摂取しますが、その分お野菜やキノコ類でビタミン、ミネラル類も豊富に摂取できるので、体の中では効率よく脂質がエネルギーに変わり相殺されるからです)

11 皮脂が大量に長く皮膚上に停滞

皮脂は、表皮ブドウ球菌やアクネ菌の栄養となり、そこから分泌される脂肪酸により皮膚を弱酸性に保っています。(注1)しかしあまりにこの皮脂が大量に長く皮膚上に停滞すれば逆に、過酸化脂質に変化しマラセチア菌などを活性させて、ヒスタミンが多く含まれるたんぱく質の一種をつくらせ炎症を悪化させてしまう。

注1:皮膚のターンオーバー過程で分泌されるウロカニン酸(有棘細胞からできる)・遊離脂肪酸(細胞膜の材料リン脂質からできる)・NHE1(細胞の核酸からできる)も関与する。

最後に

1~11の事柄が比較的少なくなる春先には、尋常性乾癬の症状が徐々に改善へと向かうことがある。実はこのような環境の変化も、影響していたと考えられるわけです。皮膚病とは体だけの問題でなく、環境・心も関係するまさに心・環・体のバランスを必要とする病気のように感じてなりません。
だからこそ、自律神経の栄養・免疫への栄養・ホルモンへの栄養を摂取して、皮膚恒常性を活性させて1~11のリスクを減らすことが必要なのです。

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